「花珠」表記について

本来はアコヤ貝から取り出されたばかりの浜揚げ真珠の最良質珠に対して『はなだま』という言葉が使われていました。
この『はなだま』が『花珠』となり、加工された製品に対しても使われるようになりました。
当所で鑑別書へ『花珠』の表記をするにあたり、以前、製品真珠での花珠交換会等で取引されていた基準に準拠し、そして現在の浜揚げ事情や加工技術を加味しながら、当所独自でのルールにて合格ラインを超えるものに『花珠』の称号を与えています。
『花珠真珠と認めます』のコメントは全ての検査品位が『1』であること。『準花珠や花珠真珠の範疇』の場合には『形』『キズ』は『2』以上で他の品位項目は『1』であることが原則条件となります。 この条件に当てはまるものにはALL『1』であっても、花珠範疇等のコメントで表現される場合がございます。花珠の表記は上記により、当研究所の検査を合格したものとなります。
『はなだま』は上記のようにアコヤ真珠に対してのみ“ 云われる”用語でしたが、シロチョウ真珠、クロチョウ真珠に対しては最良質品の表現として業界で認知された用語がありませんでした。独自に考えた言葉もありましたが、アコヤ真珠に敬意を表した上で『花珠』の言葉に『ホワイトリップ』『ブラックリップ』という南洋系真珠の商取引で用いられる真珠種類を示す言葉を頭に付けて『White Lip 花珠』のようにしています。
シロチョウ真珠・クロチョウ真珠では きれいなドロップ珠等もあり、それらも高品質と判断しているため、アコヤ真珠と同様には評価できません。そのため品位項目は 3 項目版が標準となっています。(一部4 項目、または5項目で作成している場合もあります。)

図1

図2

※一般的に『花珠』と呼ばれる範囲は図2のエリア。