真珠総合
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沢井所長のコメント

沢井寿哉

「真珠は、磨かずともその瞬間から光り輝くもの」

古来、珠(たま)は磨かなければ光らないと言われます。しかし真珠は違います。貝から取り出されたその瞬間から、生命の躍動を宿した強い輝きを放っているのです。

私は40年という歳月を真珠とともに歩んできました。かつて「真珠を傷めず、いかに美しく磨き上げるか」という研究に没頭した日々があります。その経験は今、私の指先に、そして眼差しに深く根付いています。

時代とともに生産環境は変わり、加工技術も多様化しました。だからこそ私たちは、作り手の想いに馳せながら、その加工の一切を見逃さない厳格なグレーディングに挑み続けています。日本の真珠産業の未来のために。私たちは研究と検査にさらなる「磨き」をかけ、真実の情報を伝え続けることをお約束します。

取締役所長 沢井寿哉

検査について

真珠は母貝別に種類もあり、色も様々でその判定には真珠に対しての深い見識が必要です。 当研究所では長年における真珠業界での実務経験者および真珠研究者、真珠鑑別経験者が検査を担当し、 検査用機器も使用して真珠母貝判定や加工処理の見極めを行っており、 常に『厳正、公平、中立』の立場で検査を行っています。

官能検査

本質を見極める正しい光

官能検査

真珠は古くから取引の現場では北側の窓側で目視評価により価格決定を行っていました。
熟練された真珠のプロの厳しい目により選りすぐられた商品が、私たちの手元にとどきます。人工光源や科学検査だけでは見極められない、巻感、てり、色、形、キズ、仕上げ、そしてネックレスであれば連相を、熟練スタッフが作り手と同じ北側の窓側の自然光で当研究所の基準に照らし合わせ格付けを行っています。
その正しい光の中で検査員の高度な鑑識眼が真珠の価値を見極めます。


そして一人の検査員の検査結果に迷いがあれば所内で納得するまで議論されます。その情熱は真珠のつくり手である養殖場の方々やメーカーの職人の想いを乗せてお客様に安心して品質の良い真珠をお届けするために注がれます。
また、検査員は五感をフルに活用し日々検査を行っておりますが、官能検査の技量維持のための訓練も欠かせません。その一つの訓練が100 hue test 検査器を用いて技量の確認を行っています。明度・彩度をそろえた100色相の色コマを1種につき2分以内に色相順に並べていくことで、微妙な色の違い(CIE色差1単位レベル)を判断する能力を養っているのです。

hue test

検査機器

貝の種類・核割れ、加工処理の有無、真珠層の厚さなど数値で裏付けられる検査を行っています。

官能検査

官能検査
計測機器検査だけでは見極められない、巻感、色、形、キズ、そしてネックレスであれば仕上げを熟練者が目視で検査します。

超音波の検査

超音波検査
真珠に超音波を当て、真珠層と核の境界から返ってくる反射波を測定します。得られた波形を解析し、すべての珠を回転させながら、真珠層(巻き)の厚さを、非破壊で計測します。

光照射検査

光照射検査
強い光をあてることで、真珠表面および内部の透過検査をすることができます。

顕微鏡検査
真珠表面を拡大検査します。 生育過程・母貝の特徴や加工処理などの情報が分かり、 目視検査とともに重要な役割を担っています。

分光光度計検査
肉眼では同じように見える色でも、母貝由来の色素や加工処理によって異なるスペクトルが現れるため、母貝や色の由来を判断するための情報が得られます。真珠の色を構成する光学的な特徴の把握、母貝の判定、加工処理の有無を検査します。

紫外線蛍光検査

紫外線蛍光検査
真珠に短波・長波紫外線をあてて発光する真珠の蛍光色で加工の程度や着色、母貝判定などに使用します。母貝の特徴の確認加工処理の有無の確認 ・加工の程度を検査します。

高精細画像寸法測定検査
画像寸法測定システムを用いて、連もひと珠すべてサイズや真円度などを数値を測定。

微量元素分析検査
真珠にX線を照射し、含まれる微量元素を分析します。マンガンやストロンチウムなどの含有傾向を調べ、海水産と淡水産の判別や、表面の着色剤やコーティング、母貝を判断するための情報を得ます。